Takahiko Wada
[東京 23日 ロイター] - 日銀が23日に発表した5月の消費者物価のコア指標によれば、価格の変動が大きい生鮮食品に加え、ガソリンの暫定税率廃止や補助金などの「特殊要因」を除いた消費者物価指数(特殊要因を除くコアCPI)は前年比2.7%上昇した。伸び率は4月の2.8%から小幅に鈍化したが、20カ月連続で2%以上となった。
総務省が19日に発表した5月の全国コアCPIは1.4%の上昇で伸び率は4カ月連続で1%台にとどまったが、制度要因を除くと大きく押し上げられた。
生鮮食品・エネルギー・特殊要因を除くCPI(特殊要因を除くコアコアCPI)は2.1%上昇。2%台を維持したが、伸び率は7カ月連続で縮小した。食料・エネルギー・特殊要因を除くCPIは1.4%上昇で、伸び率は前月の1.4%から横ばい。
日銀は3月から消費者物価のコア指標を拡充して公表している。拡充する前から発表されてきた基調的なインフレ指標は、制度要因の影響で引き続き2%を大きく下回っている。
上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」は1.5%上昇。品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」は0.7%上昇となった。最も頻度の多い上昇率である「最頻値」は1.1%上昇。
5月の上昇品目の比率は72.0%で、前月の73.0%を下回った。下落品目の比率は23.4%で、前月の22.2%を上回った。
一連の指標は日銀が総務省発表の全国CPIを基に算出している。