[ベンガルール 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は3カ月ぶりの低水準となった。需要の伸びが鈍化し、製造業とサービス業の双方の活動を圧迫した。企業の景況感は1月以来の低水準に落ち込んだ。
• 6月のPMIは57.4と、5月の59.3から低下した。50が景況改善・悪化の分岐点となる。
• 需要の主要指標である新規受注は、3月以来最も緩やかなペースの伸びとなった。企業は受注獲得の障害として競争圧力などを挙げた。
• 輸出面では、サービス企業の海外売上高の伸びがわずかに加速した一方で、製造業の新規輸出受注の伸びは2023年3月以来の低水準にとどまり、状況はまちまちだった。
• サービス業PMIは59.8から57.3に低下し、17カ月ぶりの低水準を記録。製造業PMIは55.0から54.5に低下し、3カ月ぶりの低水準となった。
• 需要の鈍化により、雇用創出も抑制された。6月の民間部門全体の雇用者数はわずかな増加にとどまり、現在続く6カ月間の拡大局面で最も弱い伸びとなった。製造業・サービス業ともに採用は2025年12月以来の低水準だった。
• コスト圧力は3カ月連続で緩和し、1月以来の低水準となった。販売価格の上昇ペースも鈍化。厳しい需要環境を背景に一部の企業が値上げを控えたため、全体的な価格上昇は過去6カ月で最も低いペースにとどまった。
• 企業の景況感は長期平均を下回り、製造業ではほぼ4年ぶりの低水準に落ち込んだ。