Christine Chen
[シドニー 23日 ロイター] - 会計事務所KPMGの豪法人KPMGオーストラリアは23日、同社が監査業務獲得のため顧客の機密情報を不正に利用したとする内部告発への対応を巡り、マーティン・シェパード会長のほか、監査パートナーのポール・ロジャース氏とアイリーン・ホゲット氏が辞任したと発表した。
この問題では、すでに最高経営責任者(CEO)と監査責任者が辞任している。
スタン・スタブロス暫定CEOは声明で、「本日発表した決定は必要かつ迅速な措置だ」と説明。「われわれは期待される基準を満たさず、それが内部告発者、従業員、顧客、社会に与えた影響を認識している」と述べた。
KPMGは、不動産会社レンドリース取締役会の機密文書を大手企業の監査契約を獲得するために不正利用したとして内部告発され、批判を浴びている。3月に公表された内部告発は、不正行為に関与したレンドリース監査チームの主要パートナーとしてロジャーズ氏とホゲット氏を直接名指ししていた。
両氏は現在、豪証券投資委員会(ASIC)から調査を受けている。
KPMGはこのスキャンダルを受け、豪法人の取締役会に独立した議長を任命するとともに、独立の取締役を追加してガバナンス(企業統治)を強化すると表明した。