Byron Kaye
[シドニー 23日 ロイター] - オーストラリア人が共同創業した米カリフォルニア州拠点の人工知能(AI)新興企業ベーステンは、企業価値を130億ドルと評価する資金調達ラウンドで15億ドルを調達したと発表し、AI企業への資本流入が急増していることを浮き彫りにした。
同社が22日夜に明らかにしたところによると、今回の調達ラウンドは米国を拠点とするサンズ・キャピタルとウェリントン・マネジメントが主導した。オーストラリアのベンチャーキャピタル(VC)最大手ブラックバードVCは、同社として過去最大の投資を行ったと表明したが、金額は明らかにしなかった。
ベーステンは、企業が独自のAIモデルをカスタマイズできるソフトウエアとインフラを提供している。同社によると、オープンAIやアンソロピックといったプロバイダーよりも安価な選択肢だという。
訓練されたAIモデルが実際のアプリケーションで出力を生成する段階である「推論」への需要が高まる中、同社の売上高は過去1年間で20倍に拡大した。
今回の調達は過去1年半で同社にとって4回目で、生成AIの商用化を支えるインフラを提供する企業に対する投資家の旺盛な需要を反映している。
ベーステンは、調達資金を計算能力の拡充、ソフトウエア開発、人材採用に充てる方針。