Nelson Bocanegra Luis Jaime Acosta Alexander Villegas
[ボゴタ 21日 ロイター] - コロンビアで21日に行われた大統領選の決選投票で、右派候補の弁護士アベラルド・デラエスプリエジャ氏(47)が左派のイバン・セペダ上院議員(63)に僅差で勝利を収める見通しになった。
国家選挙管理当局による暫定集計によると、開票がほぼ終了した時点でデラエスプリエジャ氏の得票率は49.65%。対立候補で左派のイバン・セペダ上院議員(63)が約24万6000票差の48.70%となった。これを受け、ルビオ米国務長官はデラエスプリエジャ氏に電話で祝意を伝えたとXに投稿した。
セペダ氏は、元ゲリラ出身でコロンビア初の左派大統領となったペトロ大統領の政策継承を訴えてきた。これに対しデラエスプリエジャ氏は、経済や治安の問題はペトロ氏に責任があると批判。反政府ゲリラや犯罪組織との交渉を打ち切る一方、石油・ガス部門を強化し、減税を進め、国家機構の規模を最大40%縮小すると公約してきた。
ただ、得票率の差が1ポイント未満という接戦になったことから、デラエスプリエジャ氏は分裂した議会の支持を得るために公約の一部を後退させざるを得ないとみられる。セペダ氏が率いる政党「歴史的協定」は上下両院の最大勢力だが、過半数を占める政党はない。
政治経験のないデラエスプリエジャ氏は、巨額の公的債務問題にも取り組む必要がある。
同氏は自身の動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネルで短いライブ配信を行い、トランプ米大統領と電話で話し、祝意を伝えられたと述べた。
チリ、アルゼンチン、コスタリカ、ボリビア、エクアドルでも、直近の大統領選で右派候補が勝利した。ペルーでは7日に行われた選挙の開票がなお続いているが、保守派のケイコ・フジモリ氏が当選する見通しになっている。