Hiroko Hamada
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続伸し、前営業日比1398円41銭高の7万2648円47銭となった。朝方は短期的な過熱感による売りが出てマイナスでスタートしたが、その後すぐに切り返し、取引時間中の最高値を更新。AI(人工知能)関連銘柄がけん引する形で日経平均は一時1500円近く値上がりした。
・日経平均は前営業日比182円安でスタート。その後切り返し、前場終盤には7万2747円83銭まで上昇。
・政府が成長戦略に盛り込む戦略17分野への官民投資について、フィジカルAIでは官民で2040年度までに10.5兆円を投資すると伝わり、村田製作所、ファナックなどが堅調。
・スイスで開かれた米国とイランの高官による初回の和平協議が22日終了したと、仲介国が明らかにし[L6N42U03Y]、中東情勢をめぐる警戒感が和らいだことも支援材料。
・日銀の氷見野良三副総裁の発言が伝わったが、相場の反応は限定的。
・TOPIXは1.29%高の4097.26ポイントで午前の取引を終了、史上最高値を更新。東証33業種では、非鉄金属、ガラス・土石製品、電気機器など20業種が値上がり。パルプ・紙、不動産、空運など12業種は値下がりし、その他製品が変わらず。
・AI・半導体関連ではキオクシアホールディングスが上場来高値を更新。時価総額が60兆円台に乗せた。18日に業績予想を上方修正したフジクラはストップ高買い気配。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが793銘柄(50%)、値下がりは725銘柄(46%)、変わらずが43銘柄(2%)。
<野村証券 エクイティ・マーケット・ストラテジスト 澤田麻希氏>
「AI・半導体関連が主導する相場が継続。旺盛なAI投資需要を背景に業績改善期待が強く、今後アナリストによる業績見通し修正も期待される」
「4―6月期の決算が発表される夏頃に、日経平均はさらに上方向を試す可能性もある。年内の日経平均の上限レンジは7万8000円を予想」
「中東リスクの後退もあり、当面は大幅に調整する展開は想定しづらい。ただ、米国を中心に金融政策動向には注意が必要だろう」