Jesús Aguado

[マドリード 19日 ロイター] - スペイン銀行協会(AEB)のアレハンドラ・キンデラン会長は19日、欧州規制当局が規則を簡素化すれば、欧州銀行セクターの融資は2兆ユーロ(2兆2000億ドル)余り増える可能性を秘めていると述べた。マドリードで開かれた金融関係のイベントでの発言。

AEBと傘下の各協会は、規制の複雑化と資本要件の重複が銀行の融資拡大を抑制していると指摘。スペインだけでも規則簡素化により融資が約2500億ユーロ増え、ユーロ圏の域内総生産(GDP)拡大に資するとの見方を示した。

スペイン銀行(中央銀行)のエスクリバ総裁も同じイベントで、EUの銀行市場を細分化している障壁を取り除くことが、EU市場の統合と融資拡大につながると指摘。「ただ、そのためにはストレス時には親銀行が子会社を支えるという安全措置を確保し、(EUの)銀行同盟を完成させる必要がある」と述べた。

スペイン金融大手BBVAのカルロス・トーレス会長は、欧州は投資によって競争力を高めなければ「特にテクノロジー、エネルギー、防衛といった急変する分野で取り残される恐れがある」と警鐘を鳴らした。

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