Mike Stone

[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米大統領(共和党)は19日、東部メリーランド州のアンドリュース統合基地の格納庫で、カタールから寄贈を受けた大統領専用機エアフォースワン用のジャンボ機(ボーイング747)を視察した。近く引き渡される予定だ。

トランプ氏は「これは世界で最も豪華な航空機だと見なされている。製造当時は、おそらく二度と見られないほどの水準で造られたものだ」と訴えた。カタールからジャンボ機の寄贈を受けたことに対し、野党民主党や一部の国民からは不適切に高価な贈り物だと非難の声が高まっている。トランプ氏は批判を一蹴し、申し出を断るのは「愚かなこと」だと反論している。

機体は防衛関連企業L3ハリス・テクノロジーズによって改修され、飛行試験を経てトランプ氏が選んだ赤、白、紺、金色の新しい塗装を施した。これは数十年にわたって専用機で使用されてきた象徴的なデザインからの転換を意味する。トランプ氏は、他の専用機も全て新しい塗装に変えると明らかにした。

トランプ氏は建国250年を迎える独立記念日の7月4日、軍用機とともにワシントン上空を飛行して「米史上最大の上空飛行になる」と主張。その際に「この機体が、非常に多くの航空機からなる編隊を率いることになる」と話した。

専門家によると、改修にはセキュリティーの強化、盗聴を防ぐための通信システムの改良、ミサイル防衛能力を持たせることが必要だった。民主党の上院議員らは、こうした改修に10億ドルを超える費用がかかり、セキュリティー上のリスクがあると反発している。

ボーイングは2018年に大統領専用機仕様の747―8型2機を納入する39億ドルの固定価格契約を結んでおり、それらが納入されるまでカタールから寄贈を受けたジャンボ機が暫定機として運用される。ボーイングの納入は計画より4年遅れており、28年半ばになる見通しだ。

29年1月に任期が満了するトランプ氏が、退任までに新しい専用機を手に入れられない可能性がある。ボーイングが専用機を造る費用は50億ドルを超えており、関連で24億ドルの特別損失計上に追い込まれた。

トランプ氏は18日午前、フランスで開催された主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)などで訪れた欧州から帰国した。その際には30年超に渡って使われてきたボーイング747―200型の専用機に乗り、トランプ氏は同機にとって最後の飛行となり、博物館に展示される予定だと明らかにしていた。

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