Florence Tan

[シンガポール 22日 ロイター] - アジア時間22日午前の取引で原油先物価格は上昇している。イランが再びホルムズ海峡を封鎖し、通過する船舶数が急減したこと、暫定和平合意に基づく米国とイランによる初の会談が難航したことを受けた。

北海ブレント原油先物は取引開始直後に82.30ドルまで上昇した後、0030GMT(日本時間午前9時30分)時点で0.54ドル(0.67%)高の1バレル=81.11ドル。

米WTI原油先物7月限は2.02ドル(2.64%)高の78.62ドル。より取引量の多い8月限は1.43ドル高の77.28ドル。

米国とイランは21日、仲介国も参加してスイス中部ビュルゲンシュトックで協議を行った。戦闘終結を含む覚書を前進させ最終合意を目指す予定だったが、レバノン情勢、イランによるホルムズ海峡再封鎖を巡りトランプ米大統領が、再び態度を硬化。イランもトランプ氏の発言に反発し、交渉団が協議会場を離れたとイランメディアが報じた。

海運データ分析会社ケプラーによると、ホルムズ海峡を通過する船舶数が21日に急減した。イランが、イスラエルと米国による暫定和平合意違反を理由に、海峡を再び閉鎖したと発表したことを受けた。

トランプ米大統領は21日、イランがレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘をやめさせなければ、イランとの戦争を再開すると警告した。

先週の原油先物価格は、ホルムズ海峡の封鎖解除に伴う供給増加への期待や、米国とイランの合意の一環としてイラン産原油への制裁が解除される可能性から、8%以上下落していた。

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