サステナビリティは大抵、大きなチャレンジだが
サイズはA4(最優秀賞)とB5(各部門賞)。完成した表彰状は、金や銀の箔をふんだんに使い、ちょっと派手なぐらいの存在感があるものになった。見る角度によって趣が異なり、アクリルの額に入れたそれは、クリスタル・ガラスに直接刻印する「表彰盾」と見間違うかのような表彰状だ。
「紙に見えない!」と、受賞者や式典の参加者(会場内にサンプルを飾っていた)から上がった驚きの声に、編集部も研文社の担当者たちも喜んだ。吉原さんは後日、「うちの技術でこのようなものが造れるのかと、社内でも評判になりました」と教えてくれた。
社会課題の解決を目的に起業するスタートアップと異なり、歴史のある会社がサステナビリティに取り組むことは大抵、大きなチャレンジである。だがそのチャレンジの結果、「未来」につながる何かが生まれるのだろう。
実際、今回の表彰状制作は小さな事例に過ぎないが、研文社は特殊印刷に注力し始めたことで、思いもしなかった事業展開も果たしている。「トレーディングカードに箔押しやホログラムを使いたい」といった問い合わせが相次ぎ、BtoCの領域にも事業が広がり始めたのだ。6月24~26日に東京ビッグサイトで開催される「推し活EXPO」にも出展する。
サステナブルな未来をつくり、事業の未来もつくる。どんな業界のどんな会社でも、同じようなチャレンジがきっとできるはずだ。
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