Shinichi Uchida

[東京 18日 ロイター] - フジクラは18日、2027年3月期連結業績予想を上方修正すると発表した。通期純利益は従来予想の1560億円から2290億円に引き上げた。26年3月期実績の1571億円から増益となる。

修正後予想はIBESがまとめたアナリスト14人の純利益予想の平均値1956億円を上回った。

26年9月期(中間期)について情報通信事業で当初想定していなかったハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)からの光コンポーネント製品のプロジェクト受注、売価上昇があり、水素不足の影響も緩和されると指摘。下期も上期に実現した売価上昇や水素不足影響の緩和継続が見込まれるとして従来予想比で増収増益を見込んでいる。

27年3月期の売上高予想は1兆4620億円(従来1兆2430億円)、営業利益予想は3100億円(同2110億円)に見直した。

好調な業績が続いていたフジクラの株価は、今期が減益予想となったことを契機に大きく調整した。従来の業績予想では、情報通信部門について光ケーブルの需要増を受けた増産で水素などの調達が追いつかなくなる懸念があるとし、影響を保守的に見込んでいた。

水素に関しフジクラは5月の決算説明会で、大部分は内製しているが急な増産対応に向け不足分を外部調達しており、サプライヤーの定期修繕などの影響で供給が不足していると説明。短期的には新たなサプライヤーも含む代替調達を進め、中長期的には内製設備を増強するとしていた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。