ペルー大統領選は、周辺諸国の変化を先取りしているのかも
サンチェスの善戦は、ペルー国民の間にある右派指導者アレルギーを示すさらなる証拠とも言える。サンチェスはここ数週間、中道層への支持拡大を図り、既存の政治・社会制度を尊重する姿勢をアピールしていた。
誰が次期大統領になるにせよ、左派、右派、中道派が分立する議会への対応を迫られる。今回のような僅差の結果は勝者に対する弱い信任を意味するが、制度改革によって次期政権の安定性は強化されるかもしれない。
ペルーは7月28日、30年以上続いた一院制議会から二院制に復帰する。新制度の下では、大統領の弾劾手続きはより複雑になり、上下両院の承認が必要になる。
今回のペルー大統領選は、周辺諸国の変化を先取りしている可能性もある。コロンビアでは6月21日に大統領選の決選投票が行われる予定だ。世論調査では右派アベラルド・デラエスプリエジャ候補がリードしており、政府支出の40%削減、犯罪容疑者の大規模拘束など、フジモリ以上に急進的な公約を掲げている。
政治スタイルに違いはあるものの、デラエスプリエジャとフジモリは中南米で増殖する右派指導者の新たなスターになるかもしれない。
【動画】移民追放を公約に掲げるケイコ・フジモリ
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