Bhanvi Satija Christy Santhosh
[11日 ロイター] - 英国の医薬品規制当局は11日、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの経口肥満症治療薬を承認した。英国は欧州で初めて同薬が利用できる市場となり、米イーライリリーと競合するノボノルディスクにとって追い風となる。
今回の承認により、英国の1000万人以上の肥満症患者に注射剤に代わる選択肢が提供される。この錠剤はノボノルディスクの肥満症薬「ウゴービ」と糖尿病薬「オゼンピック」の注射剤と同じ有効成分であるセマグルチドを含有する「ウゴービ錠」となる。
ノボノルディスクは米国で同経口薬の早期承認を受け、今年発売した。イーライリリーも4月の承認を経て、経口タイプの肥満症薬「ファウンダヨ」を発売している。
英国では昨年、約240万人がこうしたGLP-1受容体作動薬を使用した。医薬品業界の調査を手がける米アイキュービア(IQVIA)のデータによると、このうち公的医療保険である国民保健サービス(NHS)を通じて治療を受けた人は約20万人にとどまった。残りの人々は個人で入手しており、その場合の費用は月額数百ポンドに上る。
この錠剤はNHSの適用対象になる前に、英国立医療技術評価機構(NICE)による評価を経る必要がある。それまでは患者は民間の供給業者を通じて自費で入手できるが、その価格設定は当該業者に任される。