Alex Lawler

[ロンドン 11日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は11日公表した月報で、2026年の世界石油需要の見通しを日量97万バレル増に引き下げた。下方修正は2カ月連続。

従来は日量117万バレル増と見込んでいた。

一方、消費がその後回復すると予想し、27年の需要見通しは日量173万バレル増に上方修正した。従来予想から19万バレルの引き上げとなる。

イラン紛争により石油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖され、中東地域からの供給が減少する中、燃料価格が高騰し、世界中の消費者や企業に打撃となっている。

OPECは月報で「26年上期の世界経済は、地政学的緊張が続く中でも底堅さを維持した」とし、経済成長率見通しを据え置いた。

米エネルギー情報局(EIA)と国際エネルギー機関(IEA)はいずれも、紛争の影響で今年の石油需要は減少すると予想している。

OPECとロシアなど非加盟産油国で構成するOPECプラスは、今年4月から生産量の引き上げを再開することで合意したが、ホルムズ海峡の閉鎖により増産は不可能となっている。月報によると、5月の生産量はさらに減少した。

OPECプラスの5月の原油生産量は日量平均3313万バレルと、4月から19万バレル減少した。減少幅が最も大きかったのはイランで、タンカーのデータによると、同国の輸出は米国による海上封鎖で5月に大幅に落ち込んだ。

5月の数字には、同月1日にOPECとOPECプラスから脱退したアラブ首長国連邦(UAE)も含まれている。

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