[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した5月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年比6.5%上昇し、2022年11月以来、3年半ぶりの大幅な伸びとなった。中東情勢の緊迫化を背景にエネルギー製品の価格が押し上げられた。
前月比では1.1%上昇。4月は当初発表の1.4%上昇から1.1%上昇に下方改定された。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、前月比0.7%上昇だった。
PPIの上昇の約8割は財(モノ)価格の2.8%上昇によるもので、その大半はエネルギー製品が占めた。サービス価格は前月比0.3%上昇した。
インフレ加速と労働市場の安定を受けて、金融市場は米連邦準備理事会(FRB)による利上げを織り込んでいる。ただ、エコノミストらは金融引き締めに踏み切るハードルは高いとみており、原油価格ショックによる影響が今のところ輸送部門にとどまっているとの見方を示している。