Mayu Sakoda
[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比38円00銭高の6万4217円27銭で取引を終えた。朝方は中東情勢の悪化懸念や前日の米ハイテク株安が重しとなり、一時1800円超安となったが、その後は下げ渋った。中東情勢を巡る不透明感は依然として残るものの、AI(人工知能)や半導体関連株の一角に買い戻しが入り、指数を支えた。TOPIXは続落した。
日経平均は850円安で寄り付いた後、心理的節目の6万3000円を下回り、1843円安の6万2335円75銭の安値を付けた。その後は急速に切り返し、6万4000円を回復。後場に216円高の6万4395円50銭で高値を付けた。
取引時間中に中東情勢を巡る新たな安心材料は見られなかったものの、下値めどとされていた6万3000円を一時下回ったことで、売られ過ぎが意識され、急速な買い戻しが入ったとの見方があった。時間外取引での米株先物3指数が底堅く推移したことや、朝方4%超安となっていた韓国の総合株価指数(KOSPI)が急速に下げ渋ったことも投資家心理の支えとなった。
一方、あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、需給の不安定化を警戒した手控えムードも強かった。
TOPIXは続落し、0.45%安の3830.35ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.45%安の1975.52ポイントだった。プライム市場の売買代金は11兆2563億5400万円だった。
東証33業種では、値下がりは輸送用機器、証券、非鉄金属、建設など22業種、値上がりは鉱業、食料品など11業種となった。
大和証券の細井秀司シニアストラテジストは「中東情勢を巡る警戒感は依然として高いものの、このところのAI関連株のポジション調整が一巡し、他の銘柄にも買いが波及している」との見方を示した。
主力株では、東京エレクトロンが2%超高、キオクシアホールディングスが7%超高、太陽誘電が6%超高、イビデンが4%超高となった。ファーストリテイリングは小幅安、TDKは2%超安とさえなかった。朝方7%超安となっていたソフトバンクグループは1%超安まで下げ幅を縮小した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.07%高の722.99ポイントと、4営業日ぶりに反発した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが538銘柄(34%)、値下がりは987銘柄(63%)、変わらずは39銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 64217.27 +38.00 63329.17 62,335.75─
64,395.50
TOPIX 3830.35 -17.25 3807.07 3,766.00─3
,836.12
プライム市場指数 1975.52 -8.96 1965.82 1,942.40─1
,978.48
スタンダード市場指数 1578.27 -9.06 1580.03 1,565.13─1
,580.46
グロース市場指数 927.32 -0.29 917.89 905.57─927
.87
グロース250指数 722.99 +0.50 714.46 704.04─723
.68
東証出来高(万株) 241485 東証売買代金(億 112563.5
円) 4