[台北 11日 ロイター] - 中国が台湾東部海域での巡視活動を終えたことを受け、台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は、管轄権があるかのような誤った印象をつくり出そうとする中国の試みによって台湾の海洋主権が「侵害」されることはないと表明した。
中国は台湾を自国の領土と見なしており、日本とフィリピンが先月、海洋境界画定に向けた交渉入りで合意したことについて、台湾沖の海域が対象に含まれるとして反発している。
中国国営メディアは6日遅く、日本とフィリピンの発表を受け、台湾東部海域で「特別な海上交通法執行作戦」を実施するため艦船を派遣したと報道。
10日夜には、巡視活動が終了したと伝えた。「通過する198隻の船舶を検査し、3隻に関わる違反を是正した」ほか、水路調査を実施し、海底ケーブルが敷設された海域をパトロールしたという。
海巡署は声明で、当該海域に中国の管轄権はないとし、中国船が出現すれば、台湾の船舶が「強制的に退去させ、航行の自由と安全を維持する」と表明。「わが国の海洋主権を侵害することはできない」とし、「管轄権を主張するいかなる国も例外なく排除する」と述べた。