[10日 ロイター] - イランのイスラム革命防衛隊は10日、ヨルダンやクウェートの米軍基地を攻撃したと発表した。イランのメディアが伝えた。米国は9日、ホルムズ海峡上空で米軍の攻撃型ヘリコプターがイランに撃墜されたとしてイランに報復攻撃を実施しており、再び緊張が高まっている。

米軍はヘリ撃墜への対抗措置として、ホルムズ海峡付近にあるイランの防空システム、地上管制施設、監視レーダーサイトを標的に攻撃したと表明。攻撃は米東部時間9日午後5時(2100GMT、日本時間10日午前6時)に始まり、午後9時直前に終了したとしている。

イラン外務省は、同国南部への米国の攻撃を非難し、イランが自衛の対応をしたと表明。湾岸諸国に対し、国土を米国やイスラエルに使用させれば攻撃の対象になると警告した。

米当局者は、初期段階の評価として、イランが発射したミサイルとドローンはほぼ全て迎撃したと説明し、米軍関係者への被害や米軍施設への損害の報告は現時点で確認されていないと語った。

イランのメディアによると、イスラム革命防衛隊は長距離ミサイルを使用してヨルダンにある米軍のアズラク基地の標的4カ所を攻撃したと発表した。標的にはF35戦闘機の格納庫や指揮統制センターが含まれるとした上で、米国によるさらなる攻撃には「壊滅的かつ決定的な」対応を取る用意があると警告した。またクウェートにある同国軍と米軍が駐留するアリアルサレム空軍基地を無人機で攻撃したと表明した。バーレーンに駐留する米第5艦隊をドローン(無人機)で攻撃したとの情報もある。

ヨルダン軍は、イランから発射されたミサイル5発を迎撃し、撃墜したと発表した。迎撃による破片が落下したものの、負傷者や物的被害はないとしている。

クウェート軍は、防空システムが敵対的な空中の標的と交戦中であると述べ、国民に公式の安全指示に従うよう求めた。

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