Takahiko Wada

[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した5月のマネーストック速報によると、M3の平均残高は前年比1.7%増の1642兆4000億円だった。残高は前月を上回って過去最高を更新した。預金通貨と準通貨が高水準で推移している。

内訳は、預金通貨が0.4%増の992兆8000億円。貸し出しの増加が続き、2カ月連続で前年比プラスだった。定期預金などを含む準通貨は5.0%増の517兆7000億円と高い伸びを維持。現金通貨は1.1%減と、引き続き前年比マイナスだった。

M2は2.5%増の1298兆1000億円で、伸び率は前月を上回り、残高は過去最高を更新した。

広義流動性は4.7%増の2334兆5000億円と、前月の伸び率3.8%を大きく上回った。金銭の信託が12.9%増と大幅に伸びたことが要因。金銭信託では、運用益を元本に組み入れたことで昨年から今年にかけての資産価格の上昇が反映される格好となった。広義流動性の速報値はデータが集まらない計数もあり、来月以降に値が修正される可能性がある。

*日銀の発表資料は以下のURLをダブルクリックしてご覧下さい。 マネーストック: http://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/ms2605.pdf

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