Noel Randewich

[8日 ロイター] - 指数算出会社MSCIは8日、大型の新規株式公開(IPO)銘柄を「グローバル・スタンダード指数」に早期採用する既存ルールを適用することを確認した。実業家イーロン・マスク氏の宇宙開発企業スペースXの指数組み入れに道が開かれる公算が大きく、パッシブ運用ファンドからの需要を押し上げそうだ。

数兆ドル規模の資産を運用する投資ファンドはMSCIの指数に連動しており、スペースXがこれらのベンチマークに採用されれば、同社の株式を購入せざるを得なくなる。

スペースXは調達額750億ドル、評価額1兆7500億ドルを目指している。これが実現すれば、同社は米上場企業の中で時価総額トップ10入りを果たすことになる。ただ、6月12日の上場時に自由に売買できる株式は上場株式全体の約7%にとどまる。

MSCIの決定はS&Pグローバルとは対照的だ。S&Pグローバルは先週、黒字企業などといった主要株価指数への新規銘柄採用ルールを変更しないと発表した。

スペースXは2025年の売上高が33%増の186億7000万ドルだったものの、49億4000万ドルの純損失を計上した。

最終的なIPO価格は6月11日に決定され、翌日にナスダックで取引が開始される。MSCIによると、その10営業日後にMSCIの指数に組み入れられる見通しだ。

ナスダックはすでに、スペースXやアンソロピックなど新規上場する超大型銘柄のナスダック100指数への組み入れを容易にする変更を実施している。

また、スペースXは指数算出会社FTSEラッセルが新たに発表した早期採用ルールに基づき、「ラッセル米国株指数」と「FTSEグローバル株指数シリーズ」の両方の組み入れ対象となる見通しだ。

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