[オタワ 8日 ロイター] - カナダ財務省は8日、国内の航空会社向けに新たな融資制度を創設すると発表した。燃料価格の高騰に対応し、運航と雇用の維持を支援する。

世界の航空会社はイラン戦争を発端としたジェット燃料価格の急騰に苦しんでおり、利幅が圧縮されるとともに財務体質が悪化、将来の事業継続も脅かされている。こうした事情を踏まえ、各国政府は運賃を手頃な水準に維持し、競争環境を保つために、国内航空会社への支援拡大を検討している。

カナダ政府は今回の融資制度で、対象となる航空会社に対して最大1億5000万カナダドル(約1億0750万米ドル)の返済可能な流動性支援を提供するとした。制度を利用する航空会社は、幹部報酬を制限し、国内事業を維持することが条件となる。

ただ、各国政府は自由市場の維持にも同時に目配りする必要があり、難しいかじ取りを迫られている。

カナダの航空会社ウエストジェットはカナダ政府の融資案に反対を表明。「コストがかかり市場をゆがめる補助金を続ける」のではなく、国内航空業界の持続可能な未来の構築を支援するよう政府に求めた。

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