[ハバナ/カンクン 8日 ロイター] - キューバ北西部沖で8日に大きな地震があり、メキシコと米南部フロリダ州でも揺れを感じた。米国地質調査所(USGS)によると、マグニチュード(M)は6.1と推定され、震源はキューバの都市マントゥアの北西約104キロの海域で、深さは約26キロだった。
米国立気象局によると、地震発生後に津波の警報や注意報は発令されなかった。
USGSの地震専門家ポール・アール氏は、今回発生した海域での地震は異例だと指摘。地震はプレート内部で発生し、プレートの境界沿いで発生する場合に比べて通常は散発的で、頻度も低いと説明した。震源地の半径200マイル(322キロ)圏内で今回に匹敵する規模の地震が発生したのは、1880年にキューバのサン・クリストバル近郊でM6.0の地震が起きて以来だという。
当局からは大きな被害や死傷者発生の報告はないものの、数十年間にわたる経済危機が続くキューバでは建物の老朽化が深刻で、地震の被害への懸念が高まっている。地震発生地では広範囲にわたる停電が現在も続いており、通信が困難な状況にある。