[北京/上海 5日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は5日、金融リスク低減と技術革新や新興産業への資金誘導に向け、国内の23兆元(3兆4000億ドル)規模の私募ファンド業界への監督強化を発表した。

CSRCは声明で、私募ファンドの登録基準を引き上げ、違法なファンド活動を取り締まり、テクノロジー重視のベンチャーキャピタル投資支援へ長期資金の流入促進につながると指摘。「私募ファンドへの監督強化は、悪質な業者の排除や業界の健全な環境構築、投資家保護につながる」と述べた。

CSRCは先月、違法な越境証券取引を取り締まり、資本流出を一段と監視すると発表していた。米中間の経済競争で鍵を握るテクノロジーセクターに資金を振り向ける政府方針の一環でもある。

今回の措置で、私募ファンド運用会社5000社超の登録抹消につながった2023年以降の取り組みが一段と深化する。中国の私募ファンドは証券やプライベートエクイティーに投資が可能。CSRCは「業界の規模は大きいが強固ではない。資金調達構造は不均衡で一部のファンドは犯罪ツールとなっている」とした。

最新規制によると、リスクや不正行為を特定するため当局は省庁横断的な監視体制を構築する。政府系ファンドの運営に対する監視も強化する。

CSRCは、違法な越境資金移動、不正な資金調達や資金流用などの違法行為を厳しく取り締まると表明した。

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