[4日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラのジョン・マーフィー最高財務責任者(CFO)は4日、パリで開催されたドイツ銀行主催の会合で、所得層によって消費需要に格差が生じているとの見方を示し、飲料の手頃さと魅力を維持するため商品展開や価格戦略を調整していると述べた。
中東情勢の緊迫化による混乱について、「万全ではないが、恐れも不安もなく」対応していると言及。「中東情勢の見通しは依然として不透明だ。2027年に向けても重要な検討課題になり続けるだろう」と付け加えた。
米小り売大手の直近決算は、消費者の購買力の底堅さを示す一方、中東情勢に伴う燃料費高騰やインフレの持続が家計を圧迫し、消費者が支出により選択的になっている実態を示唆している。
マーフィー氏もこうした見方に同意を示し、顧客層のうち特に年収5万─6万ドル層では購買力が十分でなく、家計が圧迫されていると指摘した。コカ・コーラは、低価格な少量サイズから、大容量、高級品まで、商品サイズや形態、価格帯を組み合わせることで、幅広い消費者のニーズに対応しつつ、予算を意識する消費者向けの手頃な価格を維持している。