[バンコク 5日 ロイター] - タイ商務省が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.79%上昇した。伸び率は4月の2.89%から鈍化し、ロイターがまとめた予想(3.10%)を下回った。原油や生鮮野菜、食肉が減速した。

貿易政策戦略事務局のナンタポン・チラレースポン所長は会見で、6月のインフレ率は3%に達する可能性があると指摘。原油価格が想定ほど高くないため、インフレ率が極端に高水準になることはないとの見通しを示した。政府の消費者向け補助金制度はインフレ圧力を生むことなく景気刺激と信頼感の醸成に寄与しているとも述べた。

変動の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコアCPIは前年比0.92%上昇した。

商務省は今年通年のインフレ見通しを1.5─2.5%に据え置いた。タイ中央銀行が設定するインフレ目標(1─3%)の範囲内に収まると見込んだ。

タイ中銀のウィタイ総裁は今週の記者会見で、今年のインフレ率を3.0%、来年を1.4%と予想し、当面は政策金利を据え置く方針を示した。次回の金融政策会合は6月24日に開かれる。

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