[ワシントン 4日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は4日、現在の原油価格について、4月に公表した世界経済見通しの標準シナリオで想定した水準を約3%上回るにとどまっているとの認識を示した。ただ、現物のスポット価格は変動が激しく、世界の備蓄も減少が続いていると指摘した。
指標となる北海ブレント先物はこのところ下落しており、4日の8月渡し価格は1バレル=約94.79ドル、12月渡し価格は86.18ドルで取引された。
IMFが4月に発表した「世界経済見通し(WEO)」の標準シナリオでは、2026年の世界の実質国内総生産(GDP)成長率を3.1%と予想、通年の原油価格を平均82.22ドルと想定していた。
IMFのジュリー・コザック報道官は定例記者会見で、原油価格の安定はホルムズ海峡の再開にかかっているとの見方を示した。
その上で、スポット価格はIMFが予測の根拠としている先物価格を上回っているとし、7月に予定する世界経済見通しの次回更新時にこの差を考慮に入れると説明した。