[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。イランでの戦闘終結に向けた進展が投資家のセンチメントを後押しする中、ダウ工業株30種は終値での最高値を更新した。一方、期待外れに終わったブロードコムの決算を受けて半導体株が売られ、ナスダック総合は続落した。

ブロードコムは12.6%急落。同社が3日発表した第2・四半期(2─4月)決算は売上高が市場予想を下回り、人工知能(AI)ブームに影を落とした。

マーフィー・アンド・シルベストのシニアウェルスアドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルティ氏は「投資家が半導体株を見限ったとは思わないが、彼らがまだ向き合えていないのは『これは本物なのか。このバリュエーションは正当化されるのか』という問いだ」とし、「投資家が本当にそれを問い直したかどうか、私はまだ確信が持てない」と述べた。

米下院は3日、議会が承認するまでイラン戦争の停止を求める決議案を可決した。

また、イランが和平合意の条件としているイスラエルとレバノンの停戦合意が米国の仲介で成立したことも、戦争の早期終結への楽観論を強めた。ただ、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは停戦を拒否すると表明、戦闘員を撤退させない方針を示した。 

S&P500の11主要セクターではヘルスケアと金融が上昇率上位となった一方、情報技術の下げが目立った。

半導体銘柄ではマーベル・テクノロジーが4.9%上昇した一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロン・テクノロジー、クアルコムは2.6─7.7%下落した。

ヘルスケアセクターはユナイテッドヘルスへの買いに押し上げられた。同社株はバンク・オブ・アメリカが投資判断を「買い」に引き上げたことを好感して5.2%上昇した。

金融株はプライベートクレジットを巡る懸念再燃を受けた前日の急落から反発した。

ブラックストーンは償還請求の増加を受け、主力プライベートクレジットファンドからの引き出しを制限した。株価は7.5%上昇した。

サイバーセキュリティー企業のクラウドストライクは四半期営業費用の増加を嫌気し、3.8%安となった。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.19対1の比率で上回った。ナスダックでも1.83対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は187億7000万株。直近20営業日の平均は201億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 51561.93 +874.86 +1.73 50986.10 51657.89 50986.10

前営業日終値 50687.07

ナスダック総合 26830.96 -23.02 -0.09 26579.30 26923.70 26554.24

前営業日終値 26853.98

S&P総合500種 7584.31 +30.63 +0.41 7516.54 7598.19 7516.54

前営業日終値 7553.68

ダウ輸送株20種 21773.03 +292.83 +1.36

ダウ公共株15種 1099.53 +4.74 +0.43

フィラデルフィア半導 13617.50 -299.46 -2.15

VIX指数 15.40 -0.66 -4.11

S&P一般消費財 1925.74 +9.97 +0.52

S&P素材 644.17 +0.06 +0.01

S&P工業 1488.26 +18.21 +1.24

S&P主要消費財 915.18 -0.58 -0.06

S&P金融 866.74 +22.63 +2.68

S&P不動産 281.35 +5.72 +2.07

S&Pエネルギー 891.77 +0.21 +0.02

S&Pヘルスケア 1768.33 +54.11 +3.16

S&P通信サービス 481.84 +10.02 +2.12

S&P情報技術 7048.99 -102.53 -1.43

S&P公益事業 444.74 +2.69 +0.61

NYSE出来高 13.34億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 67770 + 130 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 67775 + 135 大阪比

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