[ウィーン 4日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は4日、イランに対し、約1年前に主要核施設が攻撃されて以降の濃縮ウランの行方について速やかに情報を提供し、査察を全面的に再開するよう改めて求めた。加盟国に送付した報告書から明らかになった。
ロイターが入手した機密報告書によると、IAEAのグロッシ事務局長はイランに対し、「核拡散防止条約(NPT)保障措置協定を効果的に履行することが不可欠かつ急務であり、イランはいかなる状況下でもその履行を停止することはできない」と強調。報告書はまた、IAEAが遅滞なくイランで検証活動を実施することが極めて重要であると改めて表明した。
また、イランが未解決の保障措置上の問題に対処する意思を示さない状況が続いていることを踏まえ、IAEAはイラン国内における未申告の核物質および核関連活動が存在する可能性について引き続き懸念を抱いていると指摘した。