John Revill
[チューリヒ 4日 ロイター] - スイスの資産運用会社パートナーズ・グループは4日、解約請求が一段と増えていることを明らかにした。前日には主要ファンドの1本に解約上限を設けたことが伝わり株価が急落したが、関係筋によると、同社は2本目の主要投資ファンドにも上限を設ける見通しだ。
パートナーズ・グループは、2026年下期から27年にかけて資金調達が減速するとの見通しを示した。
同社は米デラウェア州を拠点とする160億ドル規模のファンドで、解約請求が保有資産の6%に達し、四半期ごとに認めている上限の5%を超えたと明らかにした。
関係者2人はロイターに、これは解約に上限が設けられることを意味すると語った。関係者の1人は、同社はファンドに投資を継続する投資家を保護するために上限を用いると述べた。
パートナーズは解約請求の正確な金額、ならびに実際に買い戻される正確な金額は、7月末までに確定する見込みだと述べた。
パートナーズは3日、傘下の86億ドル規模のプライベートエクイティ(PE)ファンド「グローバル・バリューSICAV」の解約を制限したと発表した。
同社は4日、主に機関投資家からなる、合計97億ドル規模の他の3本の「エバーグリーン・ファンド(満期がなく募集と解約を繰り返して運用が続くファンド)」は、解約が3.5%から5%の間になると推定されると述べた。
26年上期は資金調達が資金流出を上回ると見込んでいるが、下期には減速の可能性があり、この傾向は来年も続くと予想されると述べた。
「26年下期について、当社は運用資産残高の純増全体がエバーグリーン・プラットフォームによって1%から2%鈍化する可能性がある。27年通年についても同様の影響が予想されると見込んでいる」とした。