[パリ 3日 ロイター] - S&Pグローバルが3日発表したフランスの5月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は44.3と、前月の46.5から低下した。需要の鈍化とイラン戦争に伴うコスト増が企業を圧迫し、5年半ぶりの低水準となった。
速報値の42.9を上回ったものの、世界経済が新型コロナウイルスの大流行によって打撃を受けていた2020年11月以来の低水準だった。
サービス部門と製造業部門を合わせた総合PMI改定値は44.9と、4月の47.6から低下した。こちらも速報値の43.5を上回ったが、なお28カ月ぶりの低水準となった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの首席エコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「フランスのサービス部門は中東での戦争勃発前から既に脆弱さを示していたが、5月に大きな打撃を受けた。事業活動と新規事業を示す指数がさらに低下し、リセッション(景気後退)の警鐘を鳴らす水準まで落ち込んだ」と述べた。
「地政学的な不確実性が意思決定を制約する一方、高まる価格圧力が購買力を損なっている。こうした状況下で仏経済がどのように回復するかを見通すのは難しく、第2・四半期の国内総生産(GDP)が縮小する可能性が高まっている」と指摘した。