Atsuko Aoyama

[東京 3日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 159.91/159.93 1.1618/1.1619 185.81/185.82

午前9時現在 159.96/160.00 1.1620/1.1622 185.89/185.95

NY午後5時 159.91/159.92 1.1631/1.1632 185.99/186.02

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてほぼ横ばいの159円後半で推移している。不透明な中東情勢を背景に原油先物相場が上昇してドル買いが強まり、一時約1カ月ぶりに160円ちょうどへ上昇した。一方、為替介入への警戒感が重しとなり、160円を明確に上抜けることなく上昇が一服した。きょうこれから予定される日銀の植田和男総裁の講演について、発言内容次第では円安が加速する恐れもあるとの警戒感も出ている。

159円後半で推移していたドルは午前中に160円ちょうどまで買われ、4月30日以来約1カ月ぶり高値を更新した。160円の大台では売りで構えていた向きも多かったとみられ、その後は水準を切り下げた。午後にかけては朝方の水準近辺でのもみ合いとなった。これまでの値幅は上下に20銭未満と、狭いレンジ内での小動きにとどまっている。

午前中は片山さつき財務相が為替の円安について「必要に応じていつでも適切に対応する」と発言。直後の値動きは限定的だったものの、介入への警戒感が上値を抑えているとの見方は多い。

三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は植田総裁の講演について、タカ派のスタンスを示さなければ円が売られる可能性があると指摘する。6月の金融政策決定会合までまだ2週間あるものの、今回6月の利上げ実施だけでなく、今後に関しても利上げ継続姿勢を示さなければ「160円抜けが定着する可能性がある」とも話している。

きょうは米雇用統計の前哨戦として注目されるADPの全米雇用報告が発表される予定。「労働市場の堅調さが利上げ観測の拠り所となっているため、雇用統計などでその見方が覆れば、先々の利下げを織り込みにいく可能性もある」(酒井氏)ともみられている。

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