Manoj Kumar

[ニューデリー 2日 ロイター] - インド政府は6月から生産者物価指数(PPI)の公表を開始し、基準年を改定した卸売物価指数(WPI)の新系列を導入する。政府当局者が2日明らかにした。インドの物価統計にとって大きな転換となる。

インドでは現在、WPIが生産段階のインフレを測る主要指標として用いられている。PPIの導入により、統計手法が国際的な基準に近づく。また、将来的には国内総生産(GDP)の名目値から物価変動分を除き、実質成長率を算出する物価指標としてもPPIが活用される見通し。

WPIのPPIへの置き換えを巡る議論は20年以上前から続いていた。

商工省産業国内取引振興局(DPIIT)のプラビーン・マト主席経済顧問によると、WPIは財のみを対象としているが、PPIではサービスも対象となり、産出ベース、投入ベース、サービスの3項目の構成となる。サービスPPIは当初、銀行、証券取引、保険、年金基金運用、鉄道、航空旅客輸送、通信の7分野を対象とする。

また、DPIIT傘下の経済顧問室が、2022/23年度を基準年とする新しいWPI系列を6月15日に公表する。

政府は今後5年間かけてWPIからPPIへの移行を進める方針だが、当局者によると、最終的な移行時期は新指数の動向や安定性を見極めて判断する。

また、サービスPPIについては、データ収集の状況や国際的な慣行を踏まえ、四半期ごとの公表となる見込みだという。

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