Hiroko Hamada

[東京 3日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅に反発し、前営業日比1718円21銭高の6万8452円45銭と、初めて6万8000円台に乗せた。前日の米ハイテク株高の流れを引き継ぐ形で、AI(人工知能)・半導体関連銘柄が買われ、相場を押し上げた。堅調な半導体市場予測も支えとなった。TOPIXもしっかりで、史上最高値を更新した。

日経平均は前営業日比504円高でスタートし、1日に付けた取引時間中の最高値を更新。その後も上げ幅を広げ、前場中盤に1739円高の6万8473円30銭まで上昇した。その後は前引けにかけて高値圏でもみ合う展開となった。

キオクシアホールディングスが急伸して一時、時価総額でトヨタ自動車を上回って東証プライム市場の2位に浮上した。

主要半導体メーカーでつくる世界半導体市場統計(WSTS)が2日、2026年の市場規模が前年比89.9%増の1兆5112億ドルになるとの予測を発表したことも、関連銘柄の上昇に寄与した。

丸三証券の投資情報部長・丸田知宏氏は「WSTSの予測は度肝を抜く内容で、半導体市場が今後2-3年は強いということが確認された。今はAI株高の流れに乗らないとパフォーマンスで勝てないため、当面は関連株がけん引する形で日経平均は上値を追っていきそうだ」と話している。日経平均は大台の7万円台も視野に入るという。

TOPIXは1.76%高の3993.22ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は6兆4682億7900万円だった。東証33業種では、非鉄金属、電気機器、金属製品など22業種が値上がり。医薬品、情報・通信、海運など11業種は値下がりした。

個別では、ニッパツが大幅高。モルガン・スタンレーMUFG証券が2日付リポートで、目標株価を4400円(従来は3400円)に引き上げ、材料視された。

一方、AIデータセンター関連と目される日本電波工業、武蔵精密工業なども大幅高となり、プライム市場の値上がり率上位に並んだ。フジクラも大幅上昇した。

ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングは下落した。

プライム市場の騰落数は、値上がり1007銘柄(64%)に対し、値下がりが521銘柄(33%)、変わらずが35銘柄(2%)だった。

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