[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア統計局が3日発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.3%増となり、前期の0.9%増から鈍化した。市場予想は0.5%増だったが、下振れリスクが指摘されていた。

データセンター建設ブームが企業の設備投資を押し上げた半面、輸入も増加した。国内需要はなお旺盛だが、中東紛争と急速な金融引き締めを受けて家計支出が減少しつつあるほか、住宅価格は横ばいとなり、失業率が緩やかに上昇する中、成長鈍化が一段と深刻化する可能性が高い。

前年同期比の伸びは2.5%と前期から横ばいで、堅調さを維持した。豪準備銀行(中央銀行)は、インフレを引き起こさずに成長できるのは2.0%を大きく上回らない水準とみており、今年はこれまでに3回の利上げを実施している。

第1・四半期の減速は主にデータセンター関連設備や燃料輸入の急増によるもので、純輸出がGDP成長率を0.8%ポイント押し下げた。一方、内需は1%ポイントの大幅な押し上げ要因で、このうち機械・設備だけで0.7%ポイント寄与した。

GDP発表を受け、豪ドルは0.7178米ドルと横ばいとなり、3年物国債先物は95.44と序盤の下げを維持した。

スワップ市場が織り込む豪準備銀行(中央銀行)による来月の利上げ確率は7%で、今年の利上げ幅は計23ベーシスポイント(bp)と織り込まれている。

豪中銀は経済成長率が第2・四半期に前年比1.9%、年末までに1.3%に鈍化すると予想している。

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