Enas Alashray Patricia Zengerle

[カイロ/ワシントン 3日 ロイター] - 中東で3日、戦闘が再び激化した。米軍は、イランがバーレーンやクウェートなど域内の標的に向けて発射したミサイルを迎撃した、または攻撃が失敗に終わったと発表した。一方、米・イランの和平交渉はほとんど進展を見せていない。

米中央軍によると、クウェートに向けて発射された2発のイランのミサイルは目標に届かず途中で分解。域内の別の標的を狙った複数の弾道ミサイルによる攻撃も失敗し、バーレーンに向けて発射された3発のミサイルは迎撃されたという。

イランは2月下旬の紛争開始以来、米軍基地が所在する湾岸地域の標的を繰り返し攻撃してきた。

中央軍によると、米軍は域内海域で民間船舶やクウェートの米軍施設を狙ったイランのドローン(無人機)も撃墜した。また、イランによる攻撃の試みへの対応として、ホルムズ海峡近くのケシム島を攻撃した。

イラン国営メディアによると、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、バーレーンにある米第5艦隊司令部のほか、域内の空軍基地やヘリコプターをミサイルとドローンで攻撃した。イラン側は、米軍がケシム島南方の通信塔に対して攻撃を仕掛けたと主張、その報復だとしている。

中央軍は、これらの攻撃は全て失敗に終わったとし、米軍は「いわれのないイランの攻撃」を撃退する態勢を維持していると述べた。

今回の戦闘激化を受け、3日序盤の取引で原油価格は1%超上昇した。米国とイスラエルが3カ月余り前にイランへの最初の攻撃に踏み切って以来、紛争は不安定な停戦下で膠着状態が続き、ホルムズ海峡の海運はほぼ閉ざされた状態にある。

イランと米国は先週、戦闘停止に向けた暫定合意に達したと発表した。ただ、正式な合意には至っていない。

イランメディアは、イランが数日間米国と連絡を取っていないと報じたが、トランプ米大統領は交渉は止まっていないと主張。「われわれの対話は継続している。4日前も、3日前も、2日前も、1日前も、そして今日もだ」と、トランプ氏は交流サイト(SNS)への投稿で述べた。

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