[北京 28日 ロイター] - 中国外務省は28日、欧州連合(EU)が中国製品に対する輸入割当や関税対象を拡大するとの報道を受け、EUが貿易不均衡の主張を正当化するために都合の良いデータだけを恣意的に抽出していると非難した。

同省の毛寧報道官は定例記者会見で「サービス貿易や投資収益を考慮せず、貿易の構造や利益の流れではなく、表面的な貿易統計のみに注目して財の貿易だけを見れば当然ながら貿易不均衡という一方的な結論に至ることになる」と述べた。

さらに「リスク回避であれ、依存度の低減であれ、いわゆる貿易収支の問題であれ、これらは本質的に保護主義である」とし、中国は自国の権利と利益を守るために必要なあらゆる措置を講じると警告した。

欧州委員会のセジュルネ上級副委員長(産業戦略担当)は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、EUは「中国の不公正な競争」によって壊滅的な打撃を受ける恐れのある化学、金属、クリーンテクノロジーなどの産業を保護するため、輸入割当や関税をより体系的に導入すると語った。

EUはかねてより、中国に対し、国家による補助金、市場参入障壁、競争を歪める政策などの不公正な貿易慣行を行っていると非難してきた。

フランス、イタリア、スペインなどの欧州主要国は、過度に安価な輸入品からEUをより効果的に守るため、貿易措置の見直しをEUに求めている。

2025年のEUの財の対中貿易赤字は前年比2.7%増の3599億ユーロ(4178億8000万ドル)に達した。

「強制的な売買などというものは存在しない。中国は欧州との貿易黒字を意図的に追求しているわけではない」と毛氏は述べ、EUに対し、中国との経済関係について「包括的かつ客観的」な視点を持つよう促した。

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