Nicole Jao Sam Li
[北京 28日 ロイター] - 28日アジア時間の原油先物は3%超上昇している。イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が米軍によるバンダルアッバス空港付近への攻撃への報復として、米空軍基地を攻撃したと発表したことを受けた。
北海ブレント先物は0344GMT(日本時間午後0時44分)時点で3.51ドル(3.72%)高の1バレル=97.80ドル。取引がより活発な8月限は3.35ドル(3.63%)高の95.60ドル。7月限は29日に取引最終日を迎える。
米WTI先物は3.31ドル(3.73%)高の91.99ドル。
両指標とも前日の取引で5%超下落し、約1カ月ぶりの安値を付けていた。米イラン両国が戦争を終結させ、ホルムズ海峡の通航を再開させる合意に至る可能性が意識されたためだ。
イランのタスニム通信によると、革命防衛隊は28日、未明に米軍がバンダルアッバス空港付近を攻撃したことを受け、米空軍基地を攻撃したと発表。「侵略」が繰り返されれば「より断固とした」対応を取ると警告し、結果に対する責任は「侵略者」にあるとした。
米当局者は27日、米軍が未明にイランで新たな攻撃を実施し、軍事施設を標的にしたほか、ホルムズ海峡周辺で脅威となっていたイランの攻撃型無人機(ドローン)4機を撃墜したと明らかにしていた。
ANZのコモディティーストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏はリポートで「原油供給は引き続き逼迫した状態にあり、主要な対立点はまだ解決されていない」と指摘した。
一方、米石油協会(API)のデータによると、先週の米原油在庫は280万バレル減少し、6週連続の減少となった。
米エネルギー情報局(EIA)の在庫データは28日に発表される。