[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア統計局が27日発表した4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、燃料税の引き下げなどを背景に市場予想をやや下回った。一方、原油価格の上昇が経済全体に波及したことでコアインフレは加速した。

CPIは前月比0.4%上昇。前年比の伸び率は4.2%と、3月の4.6%から鈍化した。市場予想は前月比0.6%上昇、前年比4.4%上昇だった。

コアインフレ率指標のトリム平均値は前月比0.3%上昇し、市場予想と一致。前年比の伸び率は3.4%に加速し、2024年後半以来の高水準となった。豪中央銀行の目標レンジ(2─3%)をさらに上回っている。

予想を下回った総合インフレ率を受け、豪ドルは0.1%安。豪3年債先物は5ティック高の95.49となった。市場では8月の利上げ確率が従来の51%から40%に低下した。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのエコノミスト、ハリー・マコーリー氏は「総合インフレ率は第2・四半期に4.9%でピークに達した後、27年半ばには3%を下回ると予想している」と指摘。「3月の失業率上昇と併せて考慮すると、利上げサイクルが一時停止しているというわれわれの見解に変更はない」と述べた。

燃料税引き下げを受け、4月の自動車用燃料価格は7%下落。前月の32.8%上昇から一転した。

原油高は輸送費や物流コストが高い製品・サービスに波及。郵便サービスの価格は前年比12.4%上昇し、新築住宅建設費は4.7%上昇した。

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