[ロンドン 22日 ロイター] - 英金融大手スタンダードチャータード銀行(スタンチャート)のビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は22日、ビジネス向け交流サイト(SNS)「リンクトイン」に投稿し、人工知能(AI)が「より価値の低い」人間の労働者に取って代わるという自らの発言が従業員の動揺を招いたことを謝罪した。しかし、発言は撤回しなかった。

銀行の経営トップたちはここ数週間、AIが定型業務をより効率化することに伴って見込まれる人員削減について、より率直に語るようになっている。これまでは人員削減と直接的には結び付けないようにし生産性の向上に焦点を当てていた。

ウィンターズ氏は投稿で、自身の言葉の選び方について質問を受けているとし「一部の同僚の動揺を招いたと分かっている。そのことについて申し訳ないと思う」と述べた。

ウィンターズ氏は19日、スタンチャートがAI技術の導入に伴って約8000人の人員削減を発表した際に「これはコスト削減でない。いくつかの場合で『より価値の低い人的資本』を、われわれが投入している金融資本や投資資本に置き換えている」と発言した。

ウィンターズ氏は最新の投稿で自らの発言の筆記録を掲載し、それを見れば自分が同僚を「最も高く」評価していることや、リスクにさらされている従業員で新らたなスキルを学びたいと望む人に「あらゆる機会を提供している」という前後の文脈を含んでことが分かると述べた。

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