John Revill
[チューリヒ 22日 ロイター] - 高級宝飾ブランド「カルティエ」などを傘下に持つスイスのリシュモンが22日発表した1─3月期決算は、為替変動の影響を除いた売上高が13%増の54億ユーロ(62億7000万ドル)となり、アナリスト予想の53億ユーロを上回った。中東販売が減少したものの、米国やアジアなど他の地域での堅調な需要によって十分に相殺された。
中東地域の売上高は3%減となり、特にドバイが深刻な打撃を受けた。アナリストによると、同社の売上高に占める中東地域の割合は約8%と、同業他社よりも高い水準にある。
一方、米州の売上高は17%増、アジアは18%増、日本は28%増となった。
為替変動の影響を含めた売上高は4%増にとどまったが、これは主にユーロが他通貨に対して強含んだことが要因。
ヨハン・ルパート会長は、米国経済は引き続き好調で、中国は安定しており、香港では高い成長が回復しつつあると述べた。
四半期ごとの利益を公表していない同社は、通期の純利益が前年同期の27億5000万ユーロから34億8000万ユーロに増加したと発表。予想の36億9000万ユーロを下回った。
また、営業利益率は90ベーシスポイント(bp)低下して20.0%となった。金を含む原材料価格の高騰が反映された。