Suban Abdulla
[ロンドン 22日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が22日発表した4月の小売売上高(数量ベース)は前月比1.3%減となり、2025年5月(1.4%減)以来最大の月間減少率を記録した。3月は0.6%増だった。イラン戦争やエネルギーコストの上昇を背景に、個人消費が鈍化している兆候をさらに裏付けるものとなった。
エコノミスト予想は0.6%減だった。
ONSによると、4月の燃料販売量は10%以上減少。価格上昇に伴いドライバーが買いだめを行った3月の大幅な伸びを受け、消費者が燃料を節約した。新型コロナウイルス大流行期以降で最大の月間減少率となった。
燃料を除いた小売売上高は0.4%減にとどまり、市場予想の0.3%減に近い水準となった。
食品を除く全てのカテゴリーで販売が減少した。
データが発表後、ポンドは一時的に対ドルで下落したが、すぐに回復した。
前年同月比では小売売上高は横ばいとなり、エコノミスト予想の1.3%増とは対照的な結果となった。
燃料販売を除くと1.1%増加したが、市場予想(1.5%増)を下回った。
金融サービス会社エバリーのサミュエル・エドワーズ氏は「イラン紛争が生活費に与える影響への懸念に加え、住宅ローンのコスト上昇や家計への継続的な圧力が消費者心理に重くのしかかっている」と述べた。