ダイエットの成功や依存症の克服に、「勇気」「意志の力」「モチベーション」は関係ない――。そう話すのは、CEOからオリンピック選手、俳優までをクライアントに抱える大人気コーチのフアン・ベンダナ。
「新しいことを始めるとき、モチベーションだけに頼っていると途中で力尽きかねない。大切なのは、イヤな要素を上手に排除し、“エネルギー”を補給することだ」と彼は言う。
ベンダナが執筆した『自信の磨き方』(かんき出版)より一部抜粋・再編集し、挑戦が持続し、自信が持てるようになる2つの条件を紹介する。
ジムの会員が3月までに激減するワケ
自信は動詞だ。天からの贈り物ではなく、自分でする何かだ。この定義に従うと、自信は増やすこともできるし、減らすこともできる。自信とは実践だ。
さて、ここからが多くの人が勘違いしている点だ。ただ勇気を出して行動に飛び込めば、自信を創造できると思っている。あらゆる種類の個人の成長――たとえばダイエット、恐怖に勝つ、依存症の克服などで、まずは勇気を使おうとする(勇気はしばしば“意志の力”や“モチベーション”などと呼ばれたりする)。
しかし、意志の力は長続きしない。意志の力のおかげで、何度かスタートラインに立つことはできるかもしれない。だが最終的に、勇気だけでは力尽きる。スポーツジムの会員が1月に急増し、3月までに激減するのもまさにそのためだ。
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