Atsuko Aoyama
[東京 21日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は急反発し、前営業日比2140円93銭高の6万1945円34銭だった。米国とイランの交渉進展の思惑や、注目された米半導体大手エヌビディアの決算を無難に通過したことなど買い材料が重なった。ソフトバンクグループが個別材料もあって大幅高となり、日経平均の上昇をけん引した。
前場の日経平均は寄り付きから6万円を回復。その後も上げ幅を急速に拡大し、一時2160円23銭高の6万1964円64銭に上昇した。
東海東京インテリジェンス・ラボの池本卓麻マーケットアナリストは、前日まで下げ過ぎた分の反動が出たと指摘する。ソフトバンクGの上昇が全体の押し上げに寄与したほか、企業業績を手掛かりとする循環物色が効いているとして「次の波として半導体などハイテク関連が主導する相場になるかどうか」を見極める段階だと話した。
エヌビディアの決算は強い内容ではあるものの、「驚異的に伸びる半導体分野に対する期待には届かなかった」(池本氏)として、時間外取引の株価は軟調となった。同社の業績が減速するタイミングを、市場は注視しているという。
TOPIXは2.21%高の3875.34ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は5兆3982億9000万円だった。
東証33業種では、値上がりは情報・通信業、電気機器、ガラス・土石製品など26業種、値下がりは鉱業、保険業、海運業など7業種だった。
ソフトバンクグループはストップ高。出資先で対話型生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手がける米オープンAIが数週間以内に、新規株式公開(IPO)の非公開申請を行う準備を進めていることが分かったとの報道があり、買いが集まった。半導体関連では、東京エレクトロンやアドバンテストが大きく買われた。
一方、みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ銀行との戦略的な資本業務提携の締結や楽天グループのフィンテック事業再編の最終合意を発表した楽天銀行は、ストップ安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1161銘柄(74%)、値下がりは376銘柄(23%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。
日経平均
前場終値 61945.34 +2,140.93 +3.5799%
寄り付き 60374.84
安値/高値 60,282.35─61,9
64.64
TOPIX
前場終値 3875.34 +83.69 +2.2072%
寄り付き 3825.33
安値/高値 3,816.66─3,878
.24
東証出来高(万株) 120040
東証売買代金(億円) 53982.90