[シドニー 21日 ロイター] - オーストラリアの4月の就業者数は予想に反して減少し、失業率は2021年11月以来の水準に上昇した。労働市場の逼迫が緩和しつつある可能性を示唆した。

オーストラリア統計局が21日発表したデータによると、4月の就業者数は前月比1万8600人減少。市場予想は1万5000人増、3月は2万3300人増だった。フルタイム雇用が前月の急増から一転して1万0700人減少した。

失業率は4.5%に上昇。市場予想は横ばいの4.3%だった。労働参加率は66.7%に低下、労働時間は0.8%増加した。

市場が織り込む6月の利上げ確率は統計発表前の20%から10%に低下した。豪ドルは0.2%下落して1豪ドル=0.7136米ドル、豪3年債利回りは13.8ベーシスポイント(bp)低下の4.568%となった。

統計局の労働統計責任者は「例年の4月と比べ、失業したままの人が多かった」と指摘。また「女性の就業者減少が全体の雇用減の要因となった。女性の雇用減は25年8月以来だ」と述べた。

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