Susanna Twidale

[ロンドン 21日 ロイター] - 英シンクタンク、エンバーが21日に発表したデータによると、4月の世界総発電量に占める風力と太陽光発電を合わせた割合が、月単位で初めてガス火力発電を上回った。

エンバーは、この動きはイラン紛争に伴う化石燃料価格高騰への反応というよりも、より広範な傾向だと指摘。ただ、風力・太陽光発電が危機に見舞われた多くの国のガス輸入依存度低下に貢献していると指摘した。

4月の世界全体の発電量に風力・太陽光発電の合計が占めた割合は22%で、ガス火力発電は20%だった。

エンバーのグローバル電力アナリスト、コスタンツァ・ランゲロワ氏は「現在のエネルギー危機により、輸入ガスに対する再生可能エネルギーの経済的優位性が一段と高まっているほか、導入加速への政治的な緊急性もさらに高まっている」と述べた。

4月は北半球で春の気候条件から風力と太陽光発電がともに増加することから、しばしば再生可能エネルギーが好調となる。

世界全体の風力・太陽光発電の合計は前年比13%増加したと推定される。伸び率は中国が14%、欧州連合(EU)が13%、英国が35%など。

この分析は36カ国からの報告に基づいており、4月の数値をまだ公表していない国については控えめな推定値を用いたという。

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