アフリカで長年続くテロの「フランチャイズ化」

繰り返しになるが、トランプ大統領は今回の作戦でISのナンバー2を殺害したと発表したが、当然ながら、イラクやシリアで活動していたISの幹部を中心とするメンバーが大々的に中東からアフリカに電撃的に移動し、そこでテロ活動を活発化させているわけではない。

実態は、もともと現地で活動していた地元のイスラム武装勢力が、ISやアルカイダなどグローバルなテロ組織に忠誠を誓い、それによってISの名前を冠して、グループを名乗って活動しているのが現状である。

これは物理的な部隊の移動ではなく、テロ組織の「ブランド化」あるいは「フランチャイズ化」と呼ぶべき現象であり、現地に根ざした不満や貧困を背景に生まれたローカルな反政府勢力(イスラム武装勢力)が、世界的な過激主義の看板を借りることで自らの存在感を誇示している。 

「グローバルな脅威」がもたらす大義名分
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