[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで6週間ぶりの高値を付けた。エネルギー価格高騰に起因するインフレの抑制に向け、米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的な姿勢に転じる可能性に市場の関心が集まっている。中東の和平合意を巡る不透明感も安全資産であるドルの買いにつながった。

トランプ米大統領は19日、米国がイランを再び攻撃する必要が生じる可能性があると述べるとともに、前日にイランに対する攻撃の延期を決定した際、攻撃実施の決断まで「あと1時間」の段階にあったと明らかにした。

イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したことを受けて原油価格が上昇する中、ドルは3月、安全資産の需要の高まりから急騰した。足元では、利回りの上昇にも支えられている。

スコシアバンクの為替ストラテジスト、エリック・テオレ氏は「ファンダメンタルズに立ち返っている。つまり、インフレ動向とそれが債券市場に与える影響、そしてFRBがどのように動くかだ」と指摘。同時に、欧州と英国で金融引き締めのペースが緩やかになるとの見方が織り込まれていることもドルの押し上げ要因となっていると述べた。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、12月までにFRBが約50%の確率で利上げに踏み切るとの見方を織り込んでいる。ただ、多くのアナリストは、米消費者物価指数(CPI)のコア指数にインフレが表れ、インフレ期待が上振れしない限り、利上げの可能性は低いとみている。

主要通貨に対するドル指数は0.34%上昇の99.30。

円は対ドルで0.13%安の1ドル=159円と介入警戒水準付近で推移している。 内閣府が19日発表した2026年1─3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質(季節調​整値)ベースで前期比0.5%増と2四半期連続のプラス成長となった。予想を上回る伸びとなり、日銀が6月に利上げするとの見方を裏付ける内容となった。

ユーロは0.41%安の1.1607ドル。

英ポンドは0.25%安の1.3399ドル。

ドル/円 NY午後3時 159.04/159.07

始値 159.09

高値 159.25

安値 158.79

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1602/1.1603

始値 1.1622

高値 1.1624

安値 1.1593

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