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[ブリュッセル 19日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のグリンコウィッチ欧州連合軍最高司令官(米空軍大将)は19日、米国の欧州駐留部隊削減計画について、段階的に数年にわたり削減されるため、NATO加盟国が代替の能力を整備するための時間は確保されるとの考えを示した。

トランプ米大統領はこれまでに、ドイツ駐留米軍を約5000人削減し、ドイツへの長距離巡航ミサイル「トマホーク」の配備を取りやめると決定。グリンコウィッチ氏はブリュッセルで開かれたNATO軍事制服組トップの会合後に記者団に対し、トランプ氏の決定について「短期的に認識している唯一の措置だ」と説明し、NATO防衛計画の遂行能力に影響は出ないとの考えを示した。

欧州には現在約8万人の米軍が駐留。グリンコウィッチ氏は「NATOに加盟する欧州の国が柱を強化すれば、米国は欧州駐留規模を縮小し、NATOがまだ提供できない重要能力の提供に専念できるようになる」とし、「正確な時期は示せないが、数年にわたる継続的なプロセスになる」と述べた。

その上で、欧州は通常戦力による防衛でより大きな責任を担うことになるが、米国の軍事力による重要な支援は引き続き提供されると語った。

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