入居者の施設での滞在期間は、一般的に3か月から1年である。約半年で退所する人が多く、彼らはアパートに引っ越すか、病状が悪化して病院や隔離施設に入るか、それとも何も言わずどこかに行ってしまった人もいて、それぞれである。

私がこの原稿を書き終えようとしていたところ、宇海くんについて新たな知らせが舞い込んできた。

なんと、彼が施設を出てアパートに引っ越したというのだ。これにはまた驚かされた。彼は施設に入ってわずか2か月に過ぎない。どうやってこんなに早くアパートへの入居申請が通ったのだろうか。

一般的に、施設に入る人は、できるだけ早くアパートに引っ越したいと思っている。なぜなら、アパートのほうが自由で、部屋も広く、自分専用の浴室とトイレがあるからだ。

また、手に入るお金も多くなる。13万円の生活手当から家賃を差し引くと、残りの約7万円が手元に残る。もちろん、水道光熱費や食費は自分で支払わなければならない。しかし、倹約して生活すれば問題がないだろう。

「生活保護」を受けている人は、その医療費がすべて国家負担となる(診察を受ける前に福祉事務所で証明書をもらう必要がある)、お金がなくて病院に行けないという心配はないのだ。それに福祉事務所では「都営交通無料乗車券」も発行されるので、交通費の心配もいらない。

その後、私は宇海くんにアパート入居申請の一連の流れについて尋ねた。

彼はまず福祉事務所(施設ではなく)に行き、ケースワーカーにアパート入居を申請した。1週間後に承認通知を受け取り、その後ケースワーカーの紹介で不動産仲介業者と会い、相手が用意した4つの物件の中から1つの物件を選んだ。

物件を決めた後、施設と解約手続きを行った。そして仲介業者が車を出して引っ越しを手伝ってくれた。この過程で発生した費用もあったが、寝具の購入費用や保証人費用や家主への敷金、礼金などなど、すべて福祉事務所に負担してもらったという。

「AIに関する知識や技術を学びたい」
【関連記事】