Helen Reid Pushkala Aripaka
[ロンドン 14日 ロイター] - 英ファッションブランド、バーバリーが14日発表した第4・四半期(2026年1-3月)のグループ全体の売上高は、前年同期比5%増と予想に一致した。
米州と中国では10%の増収を確保。ただ欧州・中東・インド・アフリカ地域(EMEIA)はイラン情勢を背景に2%減と低調だった。
株価は7%近く下落。AJベルの市場責任者ダン・コーストワース氏は「投資家は中東と欧州のさえない業績に動揺した」と指摘したが、全体的な経営立て直しは実を結んでいるように見えると付け加えた。
ジョシュア・シュルマン最高経営責任者(CEO)は2024年7月の就任以来、トレンチコートやスカーフに焦点を当て、170年の歴史を持つブランドのヘリテージ(遺産)を若い買い物客に強調することで、長年の業績不振を解消するためにコスト削減を行いながら変革を主導してきた。
シュルマン氏は「ブランドに対する幅広い興奮を目の当たりにしている」と述べ、グループがZ世代の買い物客と強力につながったと付け加えた。
さらにシュルマン氏は、バーバリーが在庫を厳格に管理しながら、高まる需要に応えるためにイングランド北部のトレンチコート工場を改修するなど、運営を改善していると説明。バーバリーが「ラグジュアリーの文脈で価格に見合った価値を提供」するために、商品の価格設定への注力をさらに研ぎ澄ませていくと強調した。
投資家の間では、バーバリーの再建がどの程度堅実なのか、また初期の成功の兆しが長期的な成長につながるかどうかについて意見が分かれている。特にエネルギー価格上昇によって、中間層消費者の衣服やバッグへの支出意欲が減退しているためだ。
ケイト・フェリー最高財務責任者(CFO)は、店舗への客足は厳しい状況にあると述べたが、年間売上高30億ポンド(41億ドル)以上への復帰を目指す中で、店内の購入数には満足していると補足した。
JPモルガンのアナリストチームは、バーバリーの業績は「良い内容だが、十分ではないかもしれない」とノートに記し、中国での回復ペースが十分ではないことや、EMEIAとアジア太平洋地域での低調な業績を懸念する見方があるかもしれないと言及した。